◆教育理念及び教育内容

教育理念
幼児期は、人間の発達段階の中で、特に大切に扱われなければならない最も重要な時期であります。なぜなら、この幼児期に、こどもがおかれた環境の中で経験によって得たものは人間形成の土台となり、しかも決定的影響を与えることになるからです。
この大切な時期に、モンテッソーリ教育法に基づきよく準備された環境の中で、幼児がその時に最も必要とする多くの経験を重ねることによって、著しく能力が高められ、精神的にも、身体的にも円満な発達を遂げることができます。
優れた能力と共に、さらに、柔軟な適応力と自立心旺盛な性向を獲得することによって、望ましい人間的な基礎を築き上げることができます。

教育目標
◆小人数編成の中で、一人ひとりの発達に合った援助と指導をする。

◆よく準備された環境の中で、十分自発的な活動をすることによって、一人一人が、いろいろな能力を自然に身につける。

◆人間の文化を広く取り入れるよう工夫された活動によって、それらを吸収し、さまざまな場面への柔軟な適応力を身につける。

◆年令縦割り編成の中で、お互いに助け合うこと、マナーなど好ましい社会性を獲得していく。

◆以上の目標を達する過程で、自立心を養い、自主学習能力を身につける。

保育の実際
当こども家は、30有余年、少人数編成の中で一人ひとりの発達にあった援助と指導を目指してまいりました。当こどもの家は、小規模園ですので、”おともだち100人”はつくれませんが、こどもたちは、兄弟のように、とても仲良く助け合いながら生活しております。

当こどもの家の教室は、1つだけです。しかし、複数のモンテッソーリ教師が見渡せる範囲にいるこどもたちの要求、変化を注意深く見守り、最も適切なときに、適切な指導ができるよう努めております。

当こどもの家には園庭がありません。しかし、徒歩圏内に多数の区立公園があり、こどもたちは、ほとんど毎日公園へ出かけ、元気いっぱい走り回っています。

受験指導は行っておりません。モンテッソーリ活動による保育、年間行事、特別活動により、こどもたちの心身の健やかな成長を見守り、人格形成のお手伝いをしております。